『週刊新潮』9月7日号(8/31発売)に、北海道でついにOSO18が仕留められていた、という記事が出ていました。
今まで66頭の乳牛を殺して、なかなかその姿さえ見られなかったOSO18。「18」の名前の由来であった足跡の幅は、なんと20cmだったそうです。
そして、驚いたことに、OSO18の肉はジビエ料理として日本橋人形町で提供されていました。
最凶ヒグマ「OSO18」銃殺者が初証言
「私が表に出なかった理由は…」
"役人ハンター"苦悩
ずっと気にかかっていた方も多いと思います。その記事をまとめてみました。
Contents
OSO18 捕まった!死んだ!
OSO18は、とうとう2023年7月末、北海道釧路町で仕留められていました!
OSOを仕留めたのは、釧路町役場農林水産課に勤務する40代の男性職員。彼は有害鳥獣駆除の許可を受けていたハンターでもあります。
OSO18に襲われた乳牛は66頭もいたのですから、この職員は大金星をあげたわけですから、大いに自慢してもいいのですが……
この職員は、今まで一切の取材に応じていませんでした。その上、悩んでいたというから不思議です。
それはなぜなのか? は後述します。
シカを駆除しようとしていたハンターがクマ1頭を駆除した その駆除したクマの体毛をDNA鑑定にかけたところ「OSO18」であることが判明
「#OSO18」の体長は2m10cmで体重はおよそ330kg 名前の由来となった足の大きさは18cmではなく20cmだったことも分かった・・ pic.twitter.com/Tk3ywdtjQD
— j2zfちゃんねる (@j2zfyz) August 22, 2023
OSO18 ジビエで食べられた!
忍者熊OSO18
お得な晩酌セットあります
¥3,000(税込)
仕留められたOSO18は、なんとジビエ専門の料理店「あまからくまから」(日本橋人形町)で提供されていました。
「あまからくまから」の店主は、こう語っています。
「お客様には『食べやすくて美味しい』と言っていただいています。OSO18の肉だとわかってからの反響は凄まじく、9月の予約も埋まっている状態です」
凄い反響でビックリしました💦
とりあえず当店のOSO18です。 pic.twitter.com/5wnMBg33o9
— ジビエ料理 あまからくまから (@fwns3984) August 22, 2023
OSO18 「なぜ殺したんだ」といった抗議や非難!
OSO18を仕留めた釧路町役場の40代男性職員は、何を悩んでいたのでしょうか? 66頭の乳牛を殺して食べたOSO18です。大いにその手柄を自慢してもいいのではないでしょうか!
- 動物愛護団体が中で撃つなと言ってくる
- 一般市民からの抗議も相次ぐ
- 釧路町のハンターの中には、役場の人間(ハンターでも)が先回りするのを面白く思わない人もいる(妬み・やっかみ)
北海道猟友会標茶(しべちゃ)支部の後藤勲・支部長(79)はこう明かしています。
「役場には『なぜ殺したんだ』といった非難めいた電話が多くあり、辛い思いをしているのです。山にいるならともかく、町へ出てきて乳牛を襲うなど、農家を苦しめる熊は駆除しなければなりません。内地の人たちが口にする“共存共栄”という奇麗ごとでは済まされない、切実な問題です。筋違いの批判を受け、彼も堂々と『自分が撃った』とは言えずに悩んでいました」
OSO18 仕留めたときの詳細は!?
後藤氏は「大きな実害をもたらした熊を駆除して中傷されるなんておかしな話。ハンターとしての立場を世にきちんと伝えるべきだ」と、くだんの職員にさとしたそうです。
そして、職員は『週刊新潮』に一部始終を明かしたのです。
「職場では普段から『鹿が出た』という農家の通報を受けてパトロールを行っています。OSOを撃った前日の29日も『熊がいる』との連絡を受け、駆けつけると牧草畑に親子の熊がいて、すぐに逃げてしまいました。それで翌朝も一人で見回っていたら、現場に黒い物体が見えました。近寄ると1匹の熊が伏せており、私が近づいても起き上がろうとしなかったのです。
熊の頭を撃っても弾かれることがあると聞いていたので、運転席からレミントン(ライフル)のスコープをのぞき込み、まず首に1発撃ちました。距離はおよそ80mでしたが、相手は逃げもせずに首を横に振っていた。そこで20メートルくらいまで近づき、頭に照準を合わせて2発目、そしてトメ(とどめ)で3発目を撃ったのです。いずれも命中し、死んだのを確かめると、頬に真新しい爪痕が4本ほどあり、片方の耳がちぎれていた。きっと前日の親子熊と出くわして、メスグマとけんかしたのだろうと思いました」
OSO18 名前の由来と忍者熊?
最初に乳牛を襲ったのが目撃された標茶町(しべちゃちょう)のオソツベツという地名と、足跡の幅が18センチだったことからOSO18と呼ばれました。
OSO18はこの地域では66頭の乳牛が襲いましたが、2019年以降その姿をハッキリ見た者はいなかったそうです。
OSO18はかなり賢く"忍者熊"と言われ、また特異な嗜好を持っていました。
- 日中は姿を見せないで、夜間に行動する
(夜間の発砲を禁じる鳥獣保護法を嘲笑うかのように) - 国道を渡る時も人目を避け、橋の下を迂回する
- 痕跡を残さないよう河原や道路は避け、川の中を歩く
- 皮を剥いで、牛のロースだけ選んで食べる。そのまま生きていた牛もいたと言います。
最初は内道を食べていたそうです。
OSI18がなかなか捕獲されなかった理由です。
まとめ
北海道でついにOSO18が仕留められていました。今まで66頭の乳牛を殺して、なかなかその姿さえ見せなかったOSO18!
そして、驚いたことに、日本橋人形町でジビエ料理として提供されていました。
また、OSO18を仕留めたハンター(役場の職員)は称賛されてもいいはずなのに、「なぜ殺した」などの抗議に悩まされていました。
いったい、そう非難するのは誰なのでしょうか? OSO18についてよく知り、あらためて考えるべき問題だと考えます。