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傘以外は石づき?

ではありません。間違いです。石づきは、黒くなっている先端部分だけです。その他はしいたけの軸といいます。
けれども、しいたけの軸は千切りにしたり、柵状に切ったりして、煮物やスープに入れて食べていました。

このしいたけの軸を捨ててしまう方が多いと聞いて驚きました。どうも、母親が捨てていた場合は捨ててしまうようです。

しいたけの石づきは食べる? 捨てる?

しいたけの石づきは食べません。食べるのはしいたけの軸です。ですから、しいたけの石づきは捨てます。

が、今までずっと傘の部分以外、「傘から下、軸を含めて石づき」と思っていました。

【しいたけの傘・軸・石づき図解】

しいたけの傘・軸・石づき図解

しいたけの栽培法には、「原木栽培」と「菌床栽培」があります。

「原木栽培」は、原木にしいたけの菌を埋めこみます。「菌床栽培」は、オカクズなどを固めて、そこに菌を埋めこみます。

この時、しいたけの軸の先端に原木が接したり、オカクズが軸の先端についたりします。この部分は固くなります。この部分だけがしいたけの石づきです。

石づきは硬いため食べません。また、オカクズも混じっていて普通は食べません。干ししいたけも、石づきはついたままのものが多いそうです。

しいたけの軸は栄養が豊富

軸はかさの部分と同様に、食物繊維やビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンD、カリウムなどを多く含んでいる他、うまみ成分であるグルタミン酸や、干しシイタケにはグアニル酸も含まれます。

また、免疫力を高め、がん予防に効果を発揮するといわれている『レンチナン』や、血圧を正常に保ち、血中のコレステロール値を下げる働きをする『エリタデニン』など、シイタケ特有の成分も含まれています。

生しいたけにビタミンDを簡単に増やす方法

生しいたけは使う前に、傘の内側のヒダを上にして1〜2時間天日干しをすると、ビタミンDが紫外線いよって増えます。

ビタミンDの働きと1日の摂取量

ビタミンDの生理作用の主なものに、正常な骨格と歯の発育促進が挙げられます。また、小腸でのカルシウムとリンの腸管吸収を促進させ、血中カルシウム濃度を一定に調節することで、神経伝達や筋肉の収縮などを正常に行う働きがあります。

日本人の食事摂取基準(2020年版)では1日の摂取の目安量が、18歳以上の男女ともに8.5㎍(マイクログラム)、耐用上限量が100㎍と設定されています。
[出典]健康長寿ネット

ですから、ビタミンDが不足すると、歯や骨が弱くなったり、骨折しやすくなったりします。また、筋肉の収縮など正常にできなくなり、転倒しやすくなります。

ちなみに、ビタミンDを摂るには、戸外を20分ほど歩くといいそうです。

しいたけの呼び名・豆知識

季節 2月~4月ごろ 10月~12月ごろ 12月~1月ごろ
呼び名 春子(はるこ)〜藤子(ふじこ) 秋子(あきこ) 寒子(かんこ)

菌床栽培が普及して椎茸は一年中食べられますが、しいたけの旬は、3〜5月と9〜11月だそうです。

乾燥シイタケの場合

  • 冬子(どんこ):かさが開ききっていない肉厚のもの
    どんこしいたけ」って知っていましたが、「冬子」って書くのを知りませんでした。
  • 香信(こうしん):かさが開いていて薄いもの
  • 香茹(こうこ):冬子と香信の中間の厚さ(感覚的なもので、種類ではありません)

まとめ

しいたけの石づきについて調べてみました。

しいたけの軸まで石づきだと思っていました。石づきは、軸の先端部分で固く黒くなっている部分だけでした。

けれども、しいたけの軸は千切りにしたり、柵状に切ったりして、煮物やスープに入れて食べていました。

あなたは、しいたけの軸を食べていましたか? それとも捨ていましたか?

ところで、「しいたけ占い」って知っていましたか?