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蛍

昔は、蛍は人間の霊魂だと思われていたそうです。夜、光の筋を引いて飛ぶ蛍ですが、その姿は見えません。光=魂の移動と思われても仕方がないのかもしれません。

そんな蛍のスピリチュアルな5つの言い伝えを紹介します。

また、よく聞くゲンジボタルヘイケボタルですが、その違いがわかりますか? その名前にしても、何か妖しい雰囲気がありますね。

ところで、蛍はきれいな水がないと育ちません。ですから、都会ではめったに蛍を見られなくなりました。そして、蛍は夏真というより、5月、6月、7月の初夏の風物詩です。

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蛍のスピリチュアルな5つの言い伝え

蛍

ホタルは日本の夏に欠かせない存在であり、その幻想的な光は特別な意味を持っています。

①平安時代のホタルと恋愛

平安時代から、ホタルは恋愛の象徴とされ、多くの文学作品に登場しています。例えば、『伊勢物語』『宇津保物語』『源氏物語』などで、恋人の前でホタルを放ち、その顔を照らし見るシーンが描かれています。

②ホタルと魂の象徴

ホタルは身体から離れた魂に見立てられることがあり、和歌にも頻繁に詠まれています。非業の死を遂げた人の怨霊がホタルに変わったという伝説も多くあります。例えば、宇治川の戦いに敗れた源頼政の怨霊がホタルとなって復讐を果たす「蛍合戦」の伝説があります。

③山梨県のお盆と蛍提灯

山梨県ではお盆の時期になると「蛍提灯」が売られ、その中にホタルを入れ、その光を頼りにお墓参りをするという風習があります。

④ホタルの光と恋愛のシグナル

ホタルの光は恋愛のシグナルとされ、その光り方や交信のパターンは種や地域によって異なります。

⑤ホタルと亡くなった人の魂

ホタルは亡くなった人の魂だとも言われており、粗末に扱うことは避けるべきとされています。

これらの話は、ホタルが日本の文化や伝統に深く根付いていることを示しています。

ホタルの儚い光は多くの感動を呼び起こし、その存在は数々の物語や伝説を生み出してきました。

各エピソードを通じて、ホタルが私たちの生活や文化にどのような影響を与えてきたかを理解することができ、ホタルの魅力を再発見することができます。

ゲンジボタルとヘイケボタルの違い

ゲンジボタルとヘイケボタル

ゲンジボタル ヘイケボタル ヒメホタル マドホタル
体長 15mm前後 8mm前後 7mm前後 16mm前後
生息地 幼虫は川の中流域 細流や水田などの止水域 西日本の林地や草地 幼虫は陸生
食べ物 カワニナ カワニナ、タニシなど マイマイ、キセルガイなど カタツムリ
成虫の時期 6月中旬から7月上旬 6月下旬から8月上旬 5月から6月頃 11月から3月

※体長など別の数字もありますので、表はあくまで参考程度にしてください。

蛍はどうして光るの? その目的は?

ホタルのお尻に近い部分に、「ルシフェリン」という発光物質と、発光するのを助ける"ルシフェラーゼ"という酵素があります。この2つの物質と体の中の酸素が反応して光を出します。

熱は出ないので、「冷光」と言われます。光を発するのは、恋愛のシグナルだそうです。まれに威嚇の場合もあるそうです。

ゲンジボタルは、東日本のものは4秒間隔、西日本のものは2秒間隔で点滅するそうです? そして、雄が2回あるいは3回発光して、雌が応答するタイプもいるそうです(真偽のほどはわかりません)。

アメリカには、雌が雄をおびき出して、食べてしまう恐ろしいタイプもいるそうです。

ところで、ルシフェリン(Luciferin)は発光素とも言います。光をもたらす者(Lightbringer)、「明けの明星」を意味するLucifer(あの堕天使ルシファー)にちなみます。

ですから西欧では、蛍は日本ほど人気がないのかもしれません。

蛍の言い伝えスピリチュアル[まとめ]

蛍の里

蛍の言い伝えはスピリチュアルな世界を感じさせました。そんな蛍のスピリチュアルな5つの言い伝えを紹介しました。

また、ゲンジボタルヘイケボタル、名前が怪しい雰囲気ですが、その違いを表にしてみました。大きさが何より違うのがよくわかりますね。

もの思へば 沢の蛍も わが身より あくがれ出づる 魂かとぞ見る
(和泉式部)

―私の蛍の想い出―

今から約60年前には、私の実家(埼玉)には、毎年多くの蛍が飛んでいました(上の写真のようでした)。実家は川に面していたので、それも蛍が多い理由だったのでしょう。

それが5年ほど経った頃からでしょうか、蛍がどんどん減っていきました。また、蛍狩りも小学生の頃まででしたので、その後ずっと蛍と縁が切れてしまいました。

ここ10年くらい前から「蛍の里」の話をちらほら聞くようになりました。初夏の風物詩である蛍の里が、増えてくることを願うばかりです。

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