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蛍

昔は、蛍は人間の霊魂だと思われていたそうです。夜、光の筋を引いて飛ぶ蛍ですが、その姿は見えません。光=魂の移動と思われても仕方がないのかもしれません。

また、よく聞くゲンジボタルヘイケボタルですが、その違いがわかりますか? その名前にしても、何か妖しい雰囲気がありますね。

ところで、蛍はきれいな水がないと育ちません。ですから、都会ではめったに蛍を見られなくなりました。そして、蛍は夏真というより、5月、6月、7月の初夏の風物詩です。

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蛍言い伝え スピリチュアル

蛍

蛍の言い伝えですが、蛍は人間の霊魂だと思われていたそうです。

確かに夜の闇の中を、蛍が一筋、二筋と尾を引くように飛んでいたら、その光は怪しく感じてしまうでしょう。ましてや、蛍の光は熱くありません。昔のわらぶき屋根の上に止まっても、燃え出すことはありません。

しかし、蛍の大群が舞っていたら、妖しさより美しさと感じ、蛍が霊魂と思われることはなかったと思います。

また、源氏が平家に勝ったので、ゲンジボタルの方がヘイケボタルより大きいという言い伝えもあります?

また、平家が敗れたとき、平家の亡骸の上を大きな蛍が舞っていたことが、ゲンジボタルの名前の由来とも言われています。

ゲンジボタルとヘイケボタルの違い

ゲンジボタルとヘイケボタル

ゲンジボタル ヘイケボタル ヒメホタル マドホタル
体長 15mm前後 8mm前後 7mm前後 16mm前後
生息地 幼虫は川の中流域 細流や水田などの止水域 西日本の林地や草地 幼虫は陸生
食べ物 カワニナ カワニナ、タニシなど マイマイ、キセルガイなど カタツムリ
成虫の時期 6月中旬から7月上旬 6月下旬から8月上旬 5月から6月頃 11月から3月

※体長など別の数字もありますので、表はあくまで参考程度にしてください。

蛍はどうして光るの? その目的は?

ホタルのお尻に近い部分に、「ルシフェリン」という発光物質と、発光するのを助ける"ルシフェラーゼ"という酵素があります。この2つの物質と体の中の酸素が反応して光を出します。

熱は出ないので、「冷光」と言われます。光を発するのは、恋愛のシグナルだそうです。まれに威嚇の場合もあるそうです。

ゲンジボタルは、東日本のものは4秒間隔、西日本のものは2秒間隔で点滅するそうです? そして、雄が2回あるいは3回発光して、雌が応答するタイプもいるそうです(真偽のほどはわかりません)。

アメリカには、雌が雄をおびき出して、食べてしまう恐ろしいタイプもいるそうです。

ところで、ルシフェリン(Luciferin)は発光素とも言います。光をもたらす者(Lightbringer)、「明けの明星」を意味するLucifer(あの堕天使ルシファー)にちなみます。

ですから西欧では、蛍は日本ほど人気がないのかもしれません。

まとめ

蛍の里

蛍の言い伝えはスピリチュアルな世界を感じさせました。

また、ゲンジボタルヘイケボタル、名前が怪しい雰囲気ですが、その違いを表にしてみました。大きさが何より違うのがよくわかりますね。

もの思へば 沢の蛍も わが身より あくがれ出づる 魂かとぞ見る
(和泉式部)

―私の蛍の想い出―

今から約60年前には、私の実家(埼玉)には、毎年多くの蛍が飛んでいました(上の写真のようでした)。実家は川に面していたので、それも蛍が多い理由だったのでしょう。

それが5年ほど経った頃からでしょうか、蛍がどんどん減っていきました。また、蛍狩りも小学生の頃まででしたので、その後ずっと蛍と縁が切れてしまいました。

ここ10年くらい前から「蛍の里」の話をちらほら聞くようになりました。初夏の風物詩である蛍の里が、増えてくることを願うばかりです。

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最後に福山雅治さんの『蛍』を聴いて終わりにします。