9月4日は、クジラの日です。
そこで、9月4日がどうしてクジラの日になったのか、誰がこの日をクジラの日と決めたのか、調べてみました。
すると、なんとクジラの日は、毎月9日というのもありました。
また、クジラの日を機会に、最近の日本の捕鯨問題も調査しました。
クジラの日は、9月4日と毎月9日
[クジラの日‥9月4日]は、2012年から日本鯨類研究所が制定しました。
もう一つの[クジラの日:毎月9日]で、2000年に日本捕鯨協会など25団体が選定しました。
どちらもクジラの肉を食べることやクジラの生態を知ることを目的としています。
また、日付はどちらも、9(く)と4(じ)の語呂合わせです。
日本鯨類研究所について
1941年に設立され、南極海や北西太平洋で鯨の調査捕鯨を行っている団体です。最近では、自律型VTOL(垂直離着陸可能な航空機)である「飛鳥・改五」を開発し、南極での鯨の生態調査に挑戦しています。
「飛鳥・改五」
日本鯨類研究所が開発した電動の無人航空機です。VTOLとは、垂直離着陸ができる航空機のことで、飛鳥・改五は固定翼に4つの回転翼と1つのプロペラを備えています。
これにより、水平飛行と垂直飛行の切り替えが可能で、船からも発着できます。
飛鳥・改五は南極海での鯨の生態調査に使用されており、搭載されたカメラを使って鯨の種類や数を撮影し、得られたデータを分析します。
この航空機の航続距離は100kmで、2022年3月には104kmまで飛行できることが実証されました。
日本の捕鯨について、世界はどうみているのか?
c
日本の捕鯨に関して、国際社会は一般的に批判的な立場をとっています。
反捕鯨の国々は、日本が南極海で行っていた調査捕鯨を商業捕鯨の隠れ蓑とみなし、鯨の絶滅を懸念しています。
また、日本は2019年に国際捕鯨委員会(IWC)を脱退し、南極海から撤退してEEZ内での商業捕鯨を再開しました。捕獲数は減少しましたが、国際協力の機会も失われました。
一方で、一部の国々では日本の捕鯨を理解しようとする動きもあります。例えば、ノルウェーやアイスランドも商業捕鯨を行っており、鯨肉の消費が行われています。
また、アメリカやオーストラリアなどの一部メディアは、日本の捕鯨に対して公平な報道を試みています。
EEZ(排他的経済水域)とは
沿岸国が特定の水域で天然資源や漁業などの権利を持つ領域を指します。国連海洋法条約に基づき、沿岸から約370キロメートルまでの範囲をEEZとして設定できます。
EEZ内では、沿岸国は他国の船舶や航空機の航行の自由を尊重しなければなりませんが、自国の法律や規制を適用することができます。
反捕鯨団体などは、なぜ捕鯨に反対するのですか?
反捕鯨団体などは、その時々に応じ、いろいろな理屈をこねて捕鯨に反対します。鯨は賢く、神聖な動物であるから食べてはならない、水族館で飼育してはならないなど、とても一方的で感情的な主張が多く、反対のための反対であると言わざるを得ません。反捕鯨団体などの本当の目的は何であろうと考えさせられます。
[参照]一般社団法人http://www.whaling.jp/qa.html
クジラのフルコース
まとめ
9月4日がどうしてクジラの日になったのか、誰がこの日をクジラの日と決めたのか、調べてみました。
また、クジラの日を機会に、最近の日本の捕鯨問題も調査しました。
日本は2019年に国際捕鯨委員会(IWC)を脱退し、南極海から撤退してEEZ内(自国の領海内)での商業捕鯨を再開していました。
ところで、あなたはクジラの肉はお好きですか?